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ガバナーメッセージ


            国際ロータリー第2840地区2023-2024年度 ガバナー 保坂 充勇

1905年、ポールハリスは、様々な分野の職業人が集まって知恵を寄せ合い、生涯にわたる友情を培うことのできる場をつくることを夢見て、ロータリークラブを設立しました。
当初の参加者は4人でした。以来約118年を経た今日、ロータリーとローターアクトを含め会員数は140万人となり、世界中にクラブが結成されています。
現在、世界では、ウクライナ等における戦争とコロナ禍の影響が問題となっています。次年度RI会長のゴードン・R・マッキナリー氏のRIテーマは「CREATE HOPE in the WORLD」、「世界に希望を生み出そう」です。
「そして、これがロータリーが世界に変化をもたらす方法です。」と述べ、更に「これら活動全てにおける目標は、破壊的な紛争から世界が立ち直れるように希望を取り戻すことです。そうすれば、私たち自身のために持続可能な変化をもたらすことが可能となります。ロータリーは、平和、機会、生きるに値する未来の土台を築いています。私たちが得意とすることを継続すると同時に、変化に対してもオープンで前向きになり、世界と自分自身の中に平和を築くことに力を注げば、ロータリーはより平和で、より希望のある世界を築く手助けができます。」と述べています。

                              < 地区スローガン >
日本では、ウクライナ等の紛争の影響は少ないものの、コロナ禍の影響は大きいものがあります。この3年の間我々の生活も大きく変わり、慣れないパソコンやスマホを使ってWebの会議や打ち合わせを行なうことが増えて便利になりました。しかしながら様々な規制も増え、そのたびに私たちの自由度も少なくなっていると感じます。

また、自分では気づかないうちに、周囲の期待感、それに答えられない苛立ち、何かを行わなければならないという思い。積もり積もった様々なストレスやプレッシャー、恐れや苦しみが私たちの周りにあふれています。しかし春の訪れとともにコロナ感染症による規制も緩和されました。今こそ、さまざまな重荷から自らの心を解放する時です。マッキナリー氏も、次年度、メンタルヘルスを重視する旨を述べています。

現在の延長線上に未来はないとも言われています。AIが進歩すればするほど、人間の仕事の機会が少なくなり、ますます自分の居場所がなくなり、孤独感が増すと言われています。

ロータリーでは、「DEI」Diversity(多様性)・Equity(公平さ)・Inclusion(インクルージョン)を重視しています。組織強化のためにも、女性や若者達にクラブはもっと門戸を広げるべきであり、自由で開放的な風通しの良い雰囲気をつくる。そして誰もが歓迎され、尊重され、大切にされていると感じる組織づくりをする。このことが、ポールハリスが当初夢見ていた居場所作りにも当てはまることだと思います。そのためにはまず個々人が心の扉を開くことが必要です。
そこで、次年度は個々人の人間としての尊厳を大切にしつつ、
                             自らの心を解放し
                             明るく学んで
                        楽しく奉仕

上記の3項目を地区のスローガンとして掲げ、1年間活動してまいりますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願いいたします

ロータリーの活動

切迫した問題が山積みとなっているこの世界で、私たちは単なる傍観者ではなく、自ら行動する責任があると考えています。

ロータリーは以下の分野に重点を置いて活動しています。


•平和の推進
•疾病との闘い
•水と衛生
•母子の健康
•教育の支援
•地元経済の成長
•環境の保護
•ポリオ根絶をめざして
 
ロータリーは、人類共通のレガシーである「環境」を守ることが重要だと信じています。
ロータリーは、天然資源の保全と保護を促進し、環境の持続可能性を高め、人と環境との調和を促す活動を支援します。
補助金やその他のリソースを提供し、地域特有のソリューションと革新を奨励しながら、気候変動と環境破壊の原因
およびその影響の削減に取り組みます。